92年前の奇跡 - "バイオリンとピアノのためのソナタ"からアパッショナート 偉大な作曲家の共演
クライスラー と ラフマニノフが共演するSPレコード
バイオリンとピアノのためのソナタ ... グリック
エドヴァル グリックが1887年に作曲した作品、バイオリンとピアノのためのソナタ第3曲ハ短調作品45(Sonata C Minor Op.45)です。そして演奏は、バイオリンがフリッツ クライスラー、ピアノがセルゲイ ラフマニノフ。
今では何れも有名な曲を残している偉大な作曲家として、誰でも知っている二人が一緒に演奏しているという、なんともぜいたくな共演です。
今から92年前、1929年に演奏と録音が行われました。作曲されてから42年後、グリックが亡くなってからわずか22年後のことでした。
クライスラーは、出兵した第一次大戦から帰国し、ベルリンを拠点に音楽活動に復帰しました。その頃からラフマニノフとの交友も始まりました。
再び第二次大戦が始まるまでの僅かな期間に、二人は音楽活動に興じ、作品を生の振動としてレコード盤に刻んだのです。
その奇跡の振動をゼンマイの音から楽しんでください。
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